29Mar
ヒヤリハット報告ツール【ヒヤリキャット】では、日々、施設からのヒヤリハット報告が上がってきます。
実際に活用頂いている施設からは、職員間で気づき共有をすることによってずいぶんと見守り業務が効率化できたとの声を頂いてます。一方、データを分析していく中で、各現場でそれぞれ報告内容に偏りがあることも、課題として見えてきました。
【どのような点に注目し、積極的に報告をあげるべきか?】
現場のそれぞれの報告者は、まず最初にそこで悩むのです。
あからさまに事故の一歩手前だった危険なヒヤリハット情報は、当然報告として上げる。しかし、より些細な気づきは、どこまで報告としてあげるべきなのか? どういう視点で安全チェックを行えばよいのか? 自分たちに足りてない、欠けている視点は無いか?
これらのお悩みへの一つの指針として、毎月、月刊で、現場で起こったヒヤリハット報告の中から、注目する価値の高い報告を選りすぐって、A4一枚の啓蒙資料を作成し、配布しています。
202101_ヒヤリキャット月刊通信_【小規模保育&認可保育園版】掲載しているヒヤリハット情報は、現場から報告が上がってきた中で、
- どの現場でも起こりうる汎用的な要素を備える
- ヒヤリハット(インシデント)が、事故(アクシデント)に至ってしまった場合の想定被害が大きい
- 現場の運用業務を改善する示唆が含まれている
などの条件を持つものを見繕い、匿名化・文章調整を行った上で載せています。
資料を実際にご覧頂いた現場の方からも、「ああこういう視点の報告もアリなのか」という感想を頂いております。
ケアレンツでは、今後も、現場におけるヒヤリハット報告から得られる、安全対策に役立つ様々な分析情報を、公開していく予定です。